このところ、ながくての展示会場にしょっちゅう居ります。
「しょっちゅう」って文章に書くと変な気分です。
とある日の夕方。
自分の展示場所で。
突然アメが出現しました。
こんばんは。お久しぶりです。浅井です。 さて。アーツチャレンジも無事終了しました。 ご来場いただいた方、お声をお掛けいただいた方、ありがとうございました。 ほぼ初コンペ入選で、喜び舞い上がっていた僕ですが、 実際展示してみて、色々と反省ばかりが目について、 始まって2,3日くらいから早く次のことがやりたくて仕方ありませんでした。 また、一般の方(いわゆるアート関係者ではない方)に多く見て頂き、 それ故に自分のやっている展示の意味は伝わるのか・意味があるのかなんて考えてしまったり。 以下、少しトークなどではまとめ切れなかった事をつらつらと。 今回もまとめきれていないのかもしれないですが。 ________________________ 今回の展示は風船をモチーフにしながらも、 展望回廊から見える実際の風景と、写真として切り取られてしまっている風景とを比較しながら歩いてもらう事であり、 スタート地からは見えないL字を曲がった先に、実物の風船が浮かんでいる事で、鑑賞者の中に勝手な解釈を導く為の装置でした。 実際、小さな6点の写真に写っている風船は合成によって貼り付けられ、 正面の大きな写真は実際に浮かべて撮っているが、回廊の中で浮かべているし、 浮かべている風船は奥にある大きな風船ではなく、小さな普通の風船を そう錯覚するよう撮っている。 結局、奥の大きな風船は写真のどこにも登場せず、ただその長い紐を回廊にもたげているだけ。 その中を奥へ奥へ歩む中で、少しづつ情報が増えていくのだけど、 表面的な事を鑑賞者自身の都合の良いように繋げてしまって、本当に有ったこと 事実とは違う事がその写真に存在してしまう。 要は、全てが単純な合成写真にもなってしまうし、全てがストレートな風景写真にもなってしまう。 ただ、そこに少しの疑問やモヤモヤを残す事が出来たのなら、それは成功なのだと思っている。